「白砂糖の摂り過ぎは良くない」ってことはよく聞きますよね。
でも、「食事」や「おやつ」、「デザート」に「ドリンク」と白砂糖を避けることはほぼ不可能です。
しかし、現代人の白砂糖の摂取量は明らかに過剰になっています。
その影響・害悪は肉体的にも、精神的にも、と多岐に渡ります。
|酸性食品の白砂糖
白砂糖はその精製過程の中で、ミネラルやビタミンがほとんど取り除かれた酸性食品です。
人の身体は弱アルカリ性にできていますので白砂糖を摂取すると酸性に傾いていきます。
すると人体ではこれを中和するために、ミネラルを消費します。
なかでも、カルシウムの消費が多くなります。
全身を巡る血液中のカルシウムが使われますが、それも使い切ってしまうと今度は歯や骨に含まれるカルシウム成分を取り出して、使うことになるのです。
その結果、虫歯になったり、骨がスカスカになって、骨折をしやすい骨粗しょう症のような状態になってしまいます。
|まだまだ害悪が…!
白砂糖の害悪はそれだけではありません。
イライラしている人を見かけると「カルシウムが足りないんじゃないの?牛乳を飲んだら…」なんて言いますよね。
つまり、「牛乳を飲んでカルシウムを摂りなさい」ってことですが、牛乳を飲めばカルシウムが摂れるっていうのは短絡的な話で、カルシウムを人体に吸収するためにはビタミンDなどの微量栄養素も関係してくるし、そもそもイライラの原因はカルシウム不足だけでもないので、ここではその話は飛ばします。
…で「カルシウムが不足すると…」って話に戻りますね
|カルシウムが不足すると……
カルシウムは人体の中で、歯や骨の構成物質であることの他に以下の役割を果たしています。
①筋肉の伸び縮みに関与。
②アレルギーなどの過剰な反応を抑える。
③刺激に対する神経反応が過剰にならないように鎮める。
などの役割もあります。
従って、カルシウムが人体の中で不足すると筋肉が意思とは関係なく動いて痙攣を起こしたり、夜中寝ている時に足が突然つったりします。
また、何らかのアレルギー反応が出たり、軽い圧で身体を触れられただけでも強く痛みを感じたりといったことも起きるのです。
イライラしやすいというのも神経の過剰反応の一つと言えますね。
|甘いものは白砂糖だけではありません。
だからと言って、甘いモノは全てダメだと言っているワケではありません。
甘いモノを取ることで、得られるメリットもあります。
快楽ホルモンと呼ばれる「セロトニン」ややる気が漲る「ドーパミン」、多幸感が得られ、鎮痛作用を持つ「βエンドルフィン」などの神経伝達物質の分泌が高まります。
ですから、甘いモノも適量であれば摂取することが必要です。
なお、その際の摂取甘味料としては「蜂蜜」や「黒砂糖」がおススメです!
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