「普段歩いている時は痛まないのに、朝起きた直後やしばらく椅子に座っていた後で歩こうとすると最初の数歩だけ足裏に激痛が走ります。なので、しばらくは痛みが出ないようにすり足で歩いたりしています。そうするとそのうち足裏が柔らかくなるのか?普通に歩けるようになるんです。これって、一体何が原因ですか?」という訴えをよく伺います。
痛みの程度には個人差があり、症状の現れる部位も指の付け根の辺りだったり、土踏まずの辺りだったり、カカトの辺りだったりと人によって違ったりもしますが、あなたの足裏の痛みも実はこれからお伝えする疾患が原因の症状かもしれません!
足裏の痛みと言っても、実は色々あるんです。
偏平足・外反母趾・足底筋膜炎・坐骨神経痛・カカトのひび割れ・タコ・魚の目・モートン病・足根管症候群・糖尿病性神経障害・踵骨骨端症(シーバー病)などなど。
これらはいずれも足裏に痛みなどの症状が現れる疾患です。従って、あなたの足裏の痛みもこれらの疾患のどれかから出ている症状かもしれません。
今回、このページでお伝えするのは、足裏の痛みと言った時に最も代表的な疾患である「足底筋膜炎(そくていきんまくえん)」について取り上げていきます。
あなたも下記のようなことにあてはまりませんか?
- 足の指やふくらはぎの筋肉がよくつる。
- 朝起きた直後の数歩だけ足裏にズキンと激痛が走る。
- 立っている時、片方の脚に体重を乗せていることが多い。
- 長時間の立ち仕事をしていて、途中から足裏に痛みが出てくる。
- 偏平足である。又はハイアーチ(足裏のアーチが高い状態)である。
- 走ったり、ジャンプしたりといったスポーツをしている。
「足底筋膜」とは?
足裏(足底)には足の指を曲げたり、外側に開いたり、内側に閉じたりする筋肉があります。
これらの筋肉が発達することで体重負荷を分散する足底の3アーチ(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)が生まれ、土踏まずを形成します。
そして、その筋肉群を底面・内側面・外側面の三方向から支えている繊維束が足底筋膜です。
足底筋膜はカカトの骨(踵骨)の底面前部から始まり、足の指の根元まで伸びていきます。
*足底筋膜のうちで底面にある筋膜は特に厚みがあるので「足底腱膜」と呼ぶこともあります。一般的には「足底筋膜」と「足底腱膜」はほぼ同意語と解釈してください。
どうして痛みが起きるの?
足は立った状態で体重を支える重要な部位ですが、中でも「足底筋膜」は足底アーチを保つため、常に「ピン」と張った状態にあります。
なので、歩いたり、走ったり、ジャンプしたりといった体重負荷が過剰にかかると疲労が溜まり、その疲労が溜まった状態が長く続くと徐々に筋膜繊維は硬くなります。
するとこれまでと同じ負荷が掛かっただけでも、筋膜の一部に微細な傷ができて、痛みが発生します。
特に朝起きた直後の最初の一歩や長く椅子に座っていた後で立ち上がった時など、足底筋膜はいつも以上に硬くなって「ピン」と張っているので、過剰な牽引(伸張)ストレスが加わり、あの激痛を招くのです。
一般的な対処法
足裏に痛みがあって、病院を受診して「足底筋膜炎」と診断されれば、まずは痛み止めの注射を打ったり、鎮痛薬が処方されます。また、患部である足裏の筋肉に電気を当てたり温熱を加えたり、マッサージをして筋肉自体を緩めます。さらには、セルフケアの方法として足裏のストレッチ法や筋力トレーニング法を指導されます。
しかし、これらの方法は決して間違ってはいませんが、だからと言って効果的な方法とも言えません。
実際、当店に来られた患者様の多くが、これらの一般的な対処法を行ったにも関わらず残念ながら症状に変化はなく、最終的に「何とかなりませんか?」と言って、当店に来られています。
恐らく当店に来られなかった方の中には「足底筋膜炎」は一生治らない疾患だと諦めて、毎日あの痛みに耐えながら過ごしている方も多くいるのではないかと思います。
まだ諦めるのは待ってください。
一般的な対処法をいくつも試したのに、それでも症状に変化が現れないと「足底筋膜炎はどうせ何をやっても良くなる事はないんだろう!」と諦めてしまう方も多くいるかと思いますが、「足底筋膜炎」は決して治らない疾患ではありません。
むしろ、しっかり原因を見つけだし、適切な処置をすれば、早期に痛みを解消することができる疾患です。
なので、あなたのその足裏の痛みも決して諦める必要はありません。
あの朝起きた直後の最初の「ズキン」とくる激痛もきっと無くなりますので大丈夫です。安心してください。
では、どうすれば?
足底筋膜炎のあの痛みは結局のところ「足底筋膜」の硬さに原因があります。
足底筋膜が硬くなることで、歩行時やランニング、ジャンプの体重負荷を受け止めきれずに、牽引(伸張)ストレスによって微細な傷が出来て、痛みを招いているのです。
ですから、筋膜の柔軟性を取り戻してあげることさえ出来れば、体重負荷をしっかり受け止めることができ、痛みも発生しなくなります。
???
「でも、筋膜の柔軟性を取り戻すって、結局は筋膜を緩めるってこと、つまり、筋膜をマッサージするってことじゃないの?」「それなら、病院とかでも行うマッサージと同じじゃない!」って思いますよね!
確かに「筋膜をほぐす=マッサージ」ではあるのですが、ここで言う所のほぐす部位というのは足底筋膜だけのことではありません。
足底筋膜を硬くさせてしまっている関連部位も含めてしっかりとほぐしていく必要があるのです。
足底筋膜の硬さは足底筋膜自体だけに原因があるのではなく、他の筋肉・筋膜の硬さや組織の硬さも足底筋膜を硬くさせる原因になっているのです。
なので、足底筋膜だけを緩めた場合は一時的な症状の軽減にしかならず、日常生活を続けるうちにすぐに硬さが戻って症状が再発してしまいます。
一方、足底筋膜単体だけではなく、他の関連部位もキチンと見つけ出し、そこもしっかり緩めていけば、あなたを悩ませていたあの足裏の痛みはすっかり消えて無くなります。
そして、いつの間にか「あの時の痛みって、どんな感じだったっけ?」って思い出すのも難しくなっているはずです。
まあ、それはちょっと言い過ぎかもしれませんが、それでも痛みの出ない日常を取り戻すことができます。
最後に
「足底筋膜炎」と病院で診断をされた方、これまでにいくつもの病院や治療院に通っても一時的にしか良くならなかった方、湿布や鎮痛薬では一時的な効果しか実感できなかった方、「この症状は決して治ることはない!」と諦めかけていた方が、当店の施術を受けて症状が無くなり、朝起きた直後のあの痛みが無くなるのはもちろん、以前のようにランニングや激しいスポーツが出来るようになったり、長時間の立ち仕事でも痛みが出なくなった方がたくさんいらっしゃいます。
あなたも同様の結果を得ることができますので、諦める前に一度、当店の施術を受けてみませんか?
お電話ありがとうございます、
整体院 江南健生堂でございます。