ちょっと身体を動かしただけ、軽く皮膚に触れられただけ、水で顔を洗っただけなど、普通であれば何でもないような刺激であっても、「強烈な痛み」が腕や足、お腹や背中など全身の筋肉(や腱、関節など)に出てお困りの方がいます。
しかも、そんな「強烈な痛み」なので、病院に行って診てもらえば当然なんらかの原因が見つかりそうであるにも関わらず、実際には血液検査でも、画像検査でも、その他のどんな検査をしても原因が一切見つからない疾患があります。
以前は「心因性リウマチ」などと呼ばれていた時期もありましたが、今は研究が進み「線維筋痛症」という疾患として診断されるようになりました。
最近だと2017年秋にアメリカの人気女性アーティスト「レディ・ガガ」さんが「繊維筋痛症」で苦しんでいることを公表し、活動を一時中止すると発表したのも記憶に新しいところです。
「繊維筋痛症」は1990年にアメリカのリウマチ学会で一つの疾患として初めて発表されました。
筋肉・腱・関節などを中心に全身に激しい痛みが出る慢性疾患です。
患者の多くは女性で、男女比は1対5~8になります。特に30~50代の女性に多いです。
この疾患は生命の危機を脅かすことはありませんが、痛みは日によって部位や程度が変わり、睡眠不足や精神的・肉体的ストレス、天候等の影響を受けます。
そして、症状は痛み以外にも不眠・慢性疲労・排尿障害・口の渇き・しびれ・筋のこわばりや抑うつ・強迫性障害などの精神疾患を随伴することも多いので、本人にはとても辛い疾患になります。
日本では2003年に厚生労働省により研究・調査が始まり、2007年に発表された調査結果によると人口の1.7%にあたる約200万人の患者が存在すると推定されました。
そして、2009年になってようやく日本繊維筋痛症学会が発足し、この疾患の概念が広く知られるようになりました。しかし、一般的にはまだまだ知らない方も多く、専門外だとお医者さんでも知らない方がいます。
2018年現在でも国内で「繊維筋痛症」と診断されて治療を受けている方は5万人程度です。推定患者数の割に少ない受診者数になります。
これは症状がそこまで酷くないというケースももちろんありますが、中には症状が多彩なため、いくつもの病院を受診しても診断がつかず、そのまま病院から遠ざかってしまったケースも多数あると思われます。
現在までにわかっていることとしては、過去における何らかの怪我や病気がベースとしてあり、その上でハードワーク・ハードトレーニング・睡眠不足など肉体的要因と仕事やプライベートのストレスなど精神的要因、さらに天気・天候・生活リズムなど環境的要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。
また、痛みを認知・処理する脳のシステムになんらかの問題があって発症するということもわかっています。
性格的に「几帳面」「完全主義」「頑張り屋」な方ほど発症リスクが高まります。
「繊維筋痛症」の治療は、症状として現れている痛みや随伴する不眠や精神症状に対する対症療法が基本になります。
根本的な完治を目指すものではありません。
アスピリンやNSAIDS(非ステロイド性消炎鎮痛薬)などはほとんど効果がありません。
そんな中、その有効性が認められて2012年よりプレガバリン(商品名リリカ)が保険適用になりました。また、2015年には「デュロキセチン」(商品名サインバルタ)も加わっています。
それでも、病院での線維筋痛症に対する治療はそれほど良い結果は出ていないのが現状です。そのため、多くの患者様が今も不自由な生活を余儀なくされています。
江南健生堂では、
「背骨の歪み」や「姿勢の悪さ」を整えることで「人間の身体に備わる自然治癒力を最大限に活性化させる」ことを最大の目的として整体を行っています。
その結果、脳の過剰な興奮が治まり、自律神経の乱れが整い、身体の痛みや不調が取り除かれていきます。
病院の検査では原因不明と言われる「線維筋痛症」であっても、あなたの身体に備わる自然治癒力を本来の状態に戻して正常化させれば、きっと良くなります。
これまでの治療やお薬では良くならなかった症状でもきっと大丈夫です。一度当店にご相談ください。
当店と一緒に症状改善に向け、取り組んでいきましょう。
そして、「快適な日常生活」と「素敵な笑顔」を取り戻しましょう!
お昼休み(12時 ~ 14時)は所用で外出している場合があります。
当日予約も受け付けております。
お電話ありがとうございます、
整体院 江南健生堂でございます。